介護保険制度における要介護認定とは?
介護サービスは申し込んですぐに利用できるものではなく、要介護認定を受けてからでないと利用することができません。
そのため、早めに準備しておく必要がありますが、要介護認定の仕組みについて把握しておかなければなかなか準備が進みませんよね。
そこで今回は、介護保険制度における要介護認定の仕組みについて解説していきます。
▼要介護認定とは
要介護認定は、介護サービスを利用するにあたってどんな介護がどの程度必要なのかということを判定するためのものです。
65歳になると介護保険被保険者証が交付されますが、これを持っているからと言って介護保険サービスが利用できるということではありません。
介護保険サービスを利用するには、要介護認定を受けて介護が必要であると判定してもらう必要があるのです。
▼要介護認定の基準
要介護認定でチェックされる項目は主に5つあります。
1つ目は、本人がどのくらい生活するうえで必要な動作ができるのか確認する「身体機能・起居動作」です。
本人や家族に聞き取りを行ったり、実際に体を動かしてもらうこともあります。
2つ目は、日常生活に必要な行動ができるか確認する「生活機能」です。
主に、排尿・上衣の着脱・食事摂取などを確認します。
3つ目は、意思の伝達や短期記憶などを確認する「認知機能」です。
生年月日や自分の名前など様々な項目から確認します。
4つ目は、過去1か月以内に社会生活を送るうえで不適当な行動があったか確認する「精神・行動障害」です。
もし不適当な行動があった場合は、頻度はどのくらいだったかということも確認します。
5つ目は、社会生活を行う能力があるかを確認する「社会生活への適応」です。
金銭管理や買い物などの行動や、集団に適応できるかどうかを確認します。
▼まとめ
介護保険サービスを利用するには、要介護認定を受ける必要があります。
当事務所では訪問看護サービスを行っているので、看護サービスの利用をお考えの方は気軽にご相談ください。