認知症の治療について
高齢化社会が深刻化するにつれて「認知症の治療」が大きな課題となっています。
認知症の治療については今のところ完治できるような特効薬は無く、進行を遅らせるという治療法になります。
しかし、リハビリや家族のサポートにより、症状の改善が見られたというケースもあります。
▼認知症の治療とは
■薬物で進行を遅らせる
認知症の原因にアプローチする薬、もしくは症状を緩和させる薬にて治療を行います。
■認知症の原因に処方される薬
・アリセプト
・リバスタッチパッチ
・メマリー
・レミニール
上記の薬は、脳内の情報伝達をスムーズに行ったり、整えたりする働きがあります。
■症状の治療に処方される薬
・抗うつ薬
・抗てんかん薬
・睡眠薬
・抗精神病薬
上記の薬により、妄想や興奮などの症状を改善することができます。
また、いずれの薬も副作用ありますので医師のアドバイスを守り、副作用について知っておくことが大切です。
▼リハビリ
脳を活性化させるために、無理のない範囲での運動や簡単な計算などを行う方法です。
また、人や動物とコミュケーションをとることで脳を適度に刺激することができます。
昔好きだった音楽や趣味に触れあってみるのもよいリハビリとなります。
▼家族の接し方
家族が認知症になってしまうと、周りもどう接していいか分からず戸惑ってしまいます。
また、認知症の家族に厳しい言葉をかけてしまったり、無視したりすると認知症が悪化する可能性もあります。
家族との信頼関係が認知症の悪化を抑制することに繋がります。
▼まとめ
認知症の治療法は、進行を抑制する薬物治療やリハビリ治療が中心となります。
また、認知症を発症する原因、リスクなどについては新たに発見され始めています。
発症前に予防することも心がけてみましょう。