まぐろ🐟
お寿司が大好きなヒノキ・ブルーです。
10月10日といえば、体育の日って感じがしていましたが、現在は、「スポーツの日」と名称も変わり日付も10月の第二月曜になってしまいました。
10月10日に限らず、「今日は何の日?」って調べれば、大抵なにかしらの記念日になっています。
10月10日は、「スポーツの日」以外に、「目の愛護デー」「缶詰の日」『マグロの日』「釣りの日」「冷凍めんの日」「萌えの日」他、たくさんの事柄の記念日になっているようです。
今回は、『マグロの日』について、少し調べてみました。
そもそも記念日の由来は、その日付の数字の語呂合わせや、出来事に因んだりして記念日になっていることが多いようですが、『マグロの日』の由来とは?
奈良時代の歌人、山部赤人が聖武天皇のお供で10月10日にマグロ漁で栄える明石地方へ旅をしたとき、「マグロ漁を称えた歌」を詠んだことに因んで、「日本かつお・まぐろ漁業協同組合連合会」が制定したようです。
お寿司を食べに行ったら、みんなが頼むといっても過言ではないマグロですが、妊婦さんや幼児が極端に食べ過ぎると良くないって知っていましたか?
実は、マグロを含め魚介類のなかには『水銀』を多く体内に蓄積している魚がおり、それらの魚を極端にたくさん食べると、人体内の水銀が多くなり摂取した本人の体や胎児に影響を与える可能性があるそうです。
人体に取り入れられた水銀(メチル水銀)は、いつまでも体内に留まるわけではなく、生物的半減期が70日、つまり、摂取した水銀は代謝・排せつされて70日で半分になると考えられているそうです。
平均的な日本人の水銀摂取量は健康に影響を与えるようなレベルではないようですし、いずれは身体から排出されるので、妊婦さんや幼児でなければ、それほど気にする必要はないと思われます。
一方、妊婦さんや幼児に対しては、厚生労働省から食べる量の目安が提示されています。
【目安】
くろまぐろ、めばちまぐろ、きんめだい、めかじき、まっこうくじらなど
⇒1週間に1回、80g(およそ切身1切れ)まで
みなみまぐろ、きだい、まかじきなどは80g
⇒週2回まで
その他の魚介類や、まぐろの中でもきはだまぐろ、びんなが、めじまぐろ、ツナ缶など
⇒通常どおり食べて問題なし
※寿司、刺身一貫又は一切れ当たり15g程度
※刺身一人前当たり80g程度
※切り身一切れ当たり80g程度
妊婦さんや幼児にとっても魚は良質なたんぱく源であり、子どもの脳の発達を促すDHAやEPA、ミネラルなどを多く含む、重要な食材ですので、目安量を参考にしつつ食べ、例えこの量を超えてしまったとしても、次の週は食べるのを控えるなどしてコントロールしたらよいようです。
ちなみに、胎児に影響母体を通じて赤ちゃんに水銀が取りこまれるのは、胎盤ができ上がる妊娠4カ月頃かららしく、それまでに母体が摂取した水銀は代謝・排せつされるので、妊娠に気づいてから食べる量や食べ方をコントロールすれば、ほとんど心配はいらないようです。