汗の日
ムシムシした日が続き、クーラーの部屋から出たくないヒノキ・ブルーです。
こんな暑い日は、じっとしていてもじわじわと汗をかき、少し運動したものなら、滝のような汗がでます。
こんな「汗」ですが、8月28日に、『汗の日』という記念日が制定されているようです。
制定したのは日本発汗学会で、日付は1993年(平成5年)8月28日に第1回日本発汗研究会が開催され研究会として発足したことからだそうです。
記念日を通して、汗についての疾患啓発や治療など、汗に関する正しい情報を発信していくのが目的だそうです。
ヒトの体温調節において極めて重要な働きをする発汗ですが、病的に汗が多い多汗症、汗が出ない無汗症、汗の臭いが気になるなど、汗について悩んでいる人は多いようです。
多汗症とは
暑い日や体を動かしたとき、ものを食べてそれをエネルギーに変えるときなどには体温が上昇します。
そんなとき、汗腺から汗を分泌し、それが蒸発する際に気化熱を奪って、体温を下げるという働きが汗にはあります。
しかし人によっては、この体温調節に必要な量以上の汗をかいてしまい、日常生活に支障が出ていることがあり、これを多汗症というそうです。
多汗症には、全身に多量の汗をかく「全身性多汗症」と、手の平や足の裏など局所的に多量の汗をかく「局所性多汗症」とがあるようです。
原因はさまざまあるようですが、汗腺の機能が異常に高まってしまうことが理由のようです。
原因がさまざまあるように、それに対しての治療方法もさまざまな為、気になったら悩む前に病院にて先生に相談した方が良さそうです。
無汗症とは
運動をした時とか暑くて気温の高い環境にいても汗をかくことができない病気を無汗症というそうです。
無汗症には、生まれつき遺伝する「先天性無汗症」のほか、大人になって後天性(生まれつきではない)に発症する「後天性無汗症」があるようです。
無汗症になると、体温調節に重要な汗をかくことが少なくなるので、運動や暑いところで簡単に体温が上昇して熱中症などになりやすくなるみたいです。
治療法は、いくつかあるようですが、十分に確立されているとは言えず、長期にわたり熱中症を繰り返すことがあるようです。
汗のにおい
本来、汗は無臭だそうです。
その汗が明らかににおうということは、体の中で、なんらかの病気が進行している可能性があるようです。
汗腺の異常であれば、腋臭症(『わきが』とも呼ばれる)という、わきの下が特異な悪臭を放つ病気があり、その他の内臓機能に支障をきたしている場合の病気もあるようです。
臭い汗の原因となっている疾患を見つけ出し、医師の指導の下、治療を進めていく必要があるようです。
汗についてのトラブルは色々とあるみたいですが、原因も様々ですので、気になったら病院に相談したほうがよいみたいです。